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6年生 算数 図形の回転移動はアニメーションで!

平面図形の単元の中でも理解を深めて問題を解くことが難しい図形の回転と移動の問題。

今日は、テキストにある「大きな円の周りに接しながらすべらずに回転移動する小さな円が、もとの場所に戻って来るまでに何回転するのか?」という問題についての考察をしました。

図形が移動する過程を図にかき表して考えると、それは思考の再現性に繋がります。今回はKeynoteを使い、アニメーションで表すことに挑戦しました。回転する方向や距離、再現時間など条件にあった図形の回転運動をiPad上に描く作業が得意な児童もいれば苦手な児童もいます。

初めの授業計画を聞いて、「やったー!」と叫ぶ児童や「おわった〜!」と嘆く児童もいましたが、説明された手順を繰り返し試行錯誤しているうち「できた!」「わかった!」という声が上がるようになりました。

「もっとわかりやすくならないかな?」との問いに「ここでこう回転して、ここで止めて…」と、より表現の仕方を工夫し、アニメーションを作り直す児童もいました。

途中で「本当に3回転?」と問題設定に疑問を持ち、「これは4回転じゃないの?」と穿った見方をする児童も出てきましたが、「何故そうなるの?」「この問題設定の本質はどこにあるの?」との問いに視点を変えることで「設定は3回転でも実は4回転している」ことに気づく児童が出てきました。

授業終了間際に、「これはどう?」と完成したアニメーションを見せに来た児童の作品は、設定条件の3回転と4回転の違いが分かりやすく表現された秀逸なアニメーションでした。算数の面白さを伝えるクラスの財産がまた一つ増えました。

 

 

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