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人に何かを教えるためには、教えることの何倍もその何かを学ぶ必要があります。

これまでNews&Topics（5月22日、6月12日）で、「社会科見学のない4年生社会科」をお伝えしてきました。今回は完結編です。

本校の4年生は、およそ1か月間、「自分たちの慣れ親しんだ都道府県（神奈川県、東京都）を紹介しよう」というテーマで、オンライン交流学習会の準備を進めてきました。今年度は就実小学校（岡山県岡山市）とつながり、学び合う機会をいただきました。

どちらの小学校も、全員が順番に登壇して担当の都道府県を紹介するため、どの児童も一生懸命に情報を集め、理解を深め、自分の経験を交えて、スライドと原稿の作成に取り組みました。

発表練習も、個人練習からはじまり、チーム練習、学年でのオンライン練習と広がり、その都度見えてくる課題を一つ一つ克服して本番を迎えました。

500km以上離れた神奈川県と岡山県をオンラインでつなぎ、自分たちが調べたことを相手の小学校に紹介します。コーディネートは各校の児童が交代で務めました。緊張するけれど、早口にならないよう気をつけ、仲間と励まし合ってオンラインに取り組む姿はとても頼もしかったです。

クイズと感想・質問の時間はとても盛り上がりました。クイズコーナーでは相手校からの出題に手を挙げて答えたり、感想・質問では予想もしない質問に慌てる場面もありましたが、無事に解決すると相手校から拍手が起きました。

紹介で使用した資料はPadletとよばれるアプリケーションで共有しました。「いいね」をつけたり、コメントを入力することで、自分たちの感想を伝えました。

本校の4年生に社会科見学はありませんが、学びを外の世界へ発信する機会を設けています。今回の学習を通して、両校の4年生児童が学ぶことの楽しさを再認識してくれたら嬉しいです。

就実小学校4年A組、4年B組のみなさん、貴重な機会をありがとうございました。